日本でも「Redmi Note 9S」「Redmi Note 10 Pro」で人気を博している中国を代表するスマホメーカー「Xiaomi」から登場したPOCOシリーズ最新作「POCO X3 Pro」をレビューしていきます!
「低価格でハイエンドモデルの処理能力」が魅力のPOCOシリーズ。
3万円台で1モデル前のフラッグシップモデル同等の処理能力を誇る、衝撃の高コスパスマホになっています。
Content
POCO X3 Proのスペックを項目別にご紹介していきます。
基本スペック
POCO X3 Proの基本スペックがこちら!
この点だけ見ると、「Redmi Note 10 Pro」のSoC強化版という感じです。
SoCのスペック差はかなり大きいので、処理能力・グラフィック性能を求める方であれば、断然「POCO X3 Pro」がオススメです。
スペック表 POCO X3 Pro |
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カラー | フロストブルー メタルブロンズ ファントムブラック |
サイズ | 165.3×76.8×9.4 |
重量 | 215g |
OS | Android 11 (MIUI 12) |
SoC | Snapdragon 860 |
メモリ ストレージ |
・6GB / 128GB ・8GB / 256GB |
防水・防塵 | IP53 |
おサイフケータイ | 非対応 |
ディスプレイスペック
POCO X3 Proのディスプレイスペックがこちら!
120Hzの倍速駆動液晶を搭載、画面はかなり綺麗。
画面スペックで言うと、「Redmi Note 10 Pro」の方が上となっています。
ディスプレイ スペック表 POCO X3 Pro |
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画面サイズ | 6.67インチ |
パネル種別 | 液晶 |
解像度 | 2,400 x 1,080 (FHD+) |
リフレッシュ レート |
最大120Hz 下記から選択可能 60/120Hz |
タッチサンプリング レート |
240Hz |
コントラスト比 | 1401:1 |
輝度 | 450 nit |
画面機能 | HDR10 395PPI 読書モード 3.0 サンライトモード L1 Widevine Gorilla glass 6 |
カメラ スペック
POCO X3 Proのカメラスペックがこちら!
1/2インチのセンサーを搭載したクアッドピクセルテクノロジー(4 in 1)を採用した4,800万画素カメラで、画素劣化のないクロップズームを実現しながらもクアッドピクセルにより、高画素化による低照度下での感度低下を抑制しています。
「Redmi Note 10 Pro」では、10,800万画素の9 in 1を採用しているので、カメラスペックも「POCO X3 Pro」の方が若干下となっています。
カメラ スペック表 POCO X3 Pro |
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ア ウ ト カ メ ラ |
画素数 | 超広角:800万画素 広角:4,800万画素 マクロ:200万画素 深度:200万画素 |
F値 | 超広角:2.2 広角:1.79 マクロ:2.4 深度:2.4 |
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画角 | 超広角:119° | |
センサーサイズ | 広角:1/2 | |
イ ン カ メ ラ |
画素数 | 2,000万画素 |
F値 | 2.2 | |
画角 | 不明 | |
センサーサイズ | 1/3.4 |
バッテリースペック
POCO X3 Proのバッテリースペックがこちら!
5,160mAhの大容量バッテリー搭載なので、バッテリー持ちは抜群の一台。
いま大人気となっている「Redmi Note 10 Pro」の5,020mAhよりも少しだけ大容量化されています。
ただ、SoCの消費電力量を加味すると、バッテリー持ちは「Redmi Note 10 Pro」に軍配が上がります。
バッテリー スペック表 POCO X3 Pro |
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バッテリー容量 | 5,160mAh |
急速充電 | 33W急速充電 |
USB PD | 対応 |
無線充電 | 非対応 |
リバース充電 | 非対応 |
通信関連 スペック
POCO X3 Proの通信関連機能のスペックがこちら!
POCO X3 Proは5G非対応です。
2021年の4Gスマホの中では、最高クラスの高コスパスマホとなっています。
通信関連 スペック表 POCO X3 Pro |
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SIMサイズ | nano SIM |
スロット構成 | デュアルスロット nano SIM *2 micro SD *1 |
DSDV | 対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
GPS | GPS/Galileo/ Glonass/Beidou ※みちびき非対応 (QZSS) |
5G | 非対応 |
対応バンド | 4G:B1/2/3/4/5/7/8/ 20/28/38/40/41 3G:B1/2/4/5/8 2G:850/900/1800/1900 |
オーディオ関連 スペック
POCO X3 Proのオーディオ関連スペックがこちら!
イヤホンジャック搭載の為、有線イヤフォンも利用可能です。
本体スピーカーはデュアルスピーカーによるステレオ再生が可能です。
そして、ハイレゾ対応!
オーディオ スペック表 POCO X3 Pro |
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イヤホンジャック | ○ (本体下部) |
ハイレゾ | ○ |
本体スピーカー | デュアルスピーカー |
【回線別】使える格安SIM判定
POCO X3 Proは、日本向けには販売されておらず、グローバルモデル(海外版)を購入するしかありません。
そこで問題となるのが、対応バンドによっては、キャリア・格安SIM含め、日本国内で利用されている電波帯には対応していないという点です。
完全に通信できないということはあまりないのですが、圏外が多発する。通信速度が遅い。と言った弊害が出るケースがありますので、下記で回線別(キャリア別)に解説していきます。
docomo系の格安SIM
docomo系の格安SIMでは、Band1/19が必須。東名阪エリアならBand3も必須。
Band21/28/42は対応してれば嬉しいという感じです。
POCO X3 ProはBand19に対応していない為、地方部では圏外が頻発すると思われます。
また、都市部であっても建物内など、高周波数帯の電波の届きにくい箇所でも、圏外が頻発する恐れがあります。
残念ながら、Poco X3 Proでのdocomo及びdocomo回線を利用した格安SIMはオススメできません。
au系の格安SIM
au系の格安SIMでは、Band1に加えてBand18もしくはBand26が必須となっています。(Band26はBand18を内包)
Poco X3 Proは、Band 18/26に対応していませんので、地方部や都市部であっても建物内などでは、圏外が頻発すると思われます。
残念ながら、Poco X3 Proでのau及びau回線を利用した格安SIMはオススメできません。
Softbank系の格安SIM
Softbank系の格安SIMでは、Band1/8が必須となっています。
Poco X3 Proは、Band 1/8に対応していますので、Softbank・Y!mobile・Softbank系格安SIMでの利用が可能です。
プラチナバンドに対応していますので、地方部含め広範なエリアでの通話・通信が可能です。
オススメのSoftbank系格安SIM
「mineo」「nuro mobile」
ベンチマークスコア
POCO X3 Proで、各種ベンチマークアプリでのスコアをまとめていきます
今回のベンチマークテストでは、「Antutu」「Geekbench」「3D Mark」「PC Mark」の4つのベンチマークアプリで計測を行いました。
各テストは、新品購入直後に行っておりますので、バッテリーテストにおいて、経年劣化の影響はほぼ無いものとお考えください。
Antutu
POCO X3 Proでの、Antutuにおけるベンチマークスコアを表にまとめていきます。
Antutu POCO X3 Pro |
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総合スコア | 544,351 | |
CPU | 総合 | 143,493 |
数学演算 | 42,294 | |
共通アルゴ | 35,518 | |
マルチコア | 65,681 | |
GPU | 総合 | 187,965 |
Refinery | 75,868 | |
Terracotta | 54,533 | |
Swordsman | 57,564 | |
MEM | 総合 | 102,321 |
RAM Access | 49,365 | |
ROM APP IO | 10,962 | |
ROM Seq R | 19,247 | |
ROM Seq W | 8,278 | |
ROM Random | 14,469 | |
UX | 総合 | 110,572 |
セキュリティ | 24,633 | |
データ処理 | 25,457 | |
画像処理 | 19,413 | |
UX | 21,946 | |
Video CTS | 7,500 | |
Video Decode | 11,623 |
AntutuにおけるPOCO X3 Proのスコアは、総合スコアで約55万点。
3万円台のスマホとしては衝撃的な処理能力・コスパです!
AITUTU Benchmark
POCO X3 Proでの、AITUTU Benchmarkにおけるベンチマークスコアを表にまとめていきます。
AITUTU Benchmark POCO X3 Pro |
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総合 | 236,820 | |
画像分類 | 総合 | 141,772 |
スピード | 118,754 | |
精度 | 23,018 | |
オブジェクト検出 | 総合 | 95,048 |
スピード | 73,336 | |
精度 | 21,712 |
Geekbench
POCO X3 Proでの、Geekbenchにおけるベンチマークスコアを表にまとめていきます。
Geekbench POCO X3 Pro |
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Single Core | 722 |
Multi Core | 2,512 |
Open CL | 2,780 |
Vulkan | 2,637 |
3D Mark
POCO X3 Proでの、3D Markにおけるベンチマークスコアを表にまとめていきます。
3D Mark POCO X3 Pro |
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Wild Life Extreme |
989 |
Wild Life Extreme Stress Test |
Best 987 Lowest 872 |
Wild Life | 3,488 |
Wild Life Stress Test |
Best 3,474 Lowest 3,249 |
Sling Shot Extreme Open GL ES 3.1 |
Maxed Out |
Sling Shot | Maxed Out |
PC Mark
POCO X3 Proでの、PC Markにおけるベンチマークスコアを表にまとめていきます。
PC Mark POCO X3 Pro |
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Work 3.0 Performance | 9,750 |
Storage 2.0 | 21,964 |
Work 3.0 Battery Life | 11h56m |
POCO X3 Pro カメラの作例
POCO X3 Proで撮影した画像をご紹介していきます。
撮影画像は随時、追加していきます!
【9枚】広角カメラ
【3枚】マクロカメラ
以前、試した、「Redmi Note 10 Pro」と比較すると、マクロ時の最短撮影距離が長く感じましたし、AF精度もイマイチでした。
広角カメラでの通常撮影もそうですが、カメラ性能に関しては、「Redmi Note 10 Pro」の方が一段上のように思います。
Redmi Note 10 Proとの比較
POCO X3 Proと同じXiaomiから発売されている大人気端末「Redmi Note 10 Pro」と比較して、大きな違いをまとめていきたいと思います。
- 処理能力で選ぶなら間違いなくPOCO X3 Pro
- カメラ・ディスプレイスペックはRedmi Note 10 Pro
- docomo回線・au回線ならRedmi Note 10 Pro一択
カメラは二の次で、とにかく処理能力重視!という方にとっては、最高クラスのコスパを誇るのがPOCO X3 Proです。
処理能力はそこそこで、全体的な総合力・コスパの高さで選ぶなら、Redmi Note 10 Pro!
Amazonや通販サイトでの実売価格には、そこまで大きな差はありません。(どちらも3万円前後)
ただし、Redmi Note 10 ProをBIGLOBEやOCNモバイルONEでセット契約する場合、1万円台半ばとなります。
この場合、差額が1万円近くでてきますので、そのあたりも加味して、ご検討頂けると良いかと思います。
価格比較・最安値
最後に、「POCO X3 Pro」の端末価格比較をご紹介しながら、最安値を検証していきます。
「POCO X3 Pro」は日本向けの国内正規モデルがありませんので、グローバルモデル(海外版)を購入するしかありません。
※最新価格は各リンク先にて、ご確認ください。
※POCO X3 Proの商品ページにリンクしています。