「AQUOS sense 3 plus」のスペック・カメラ性能を「AQUOS sense 3 plus」の実機を使いながら徹底レビューしていきます。
端末価格の最安値とキャリア・格安SIMでの2年総額比較も調査しました!
数あるSIMフリースマホの中でも、発売となる度に人気スマホランキング上位を独占するほどの人気シリーズ「AQUOS sense」シリーズ最新作の1ラインナップ。
Content
「AQUOS sense3 plus」は、「AQUOS sense3」の兄弟モデルであり、大型ディスプレイを搭載し、より高い処理能力を備えたモデルとなっています。
その他スピーカーなど、細かい点もアップグレードされています。
AQUOS sense3 3兄弟の長男坊
AQUOS sense3シリーズは、「AQUOS sense3 plus」「AQUOS sense3」「AQUOS sense3 basic」という3モデル構成。
この中で最も高スペックなのが「AQUOS sense3 plus」
au限定で「AQUOS sense3 plusサウンド」というモデルがありますが、「AQUOS sense3 plus」に無線イヤホンが付いたモデルとなっております。
日本仕様を満たし、安定のコスパ
日本市場で求められる「防水」「防塵」「おサイフケータイ」の3種の神器を兼ね備えたモデルで、AQUOS senseシリーズは安定の高評価を獲得しています。
スマホの売れ筋ランキングでは、常にTOP10入りするぐらい、国産のSIMフリースマホとしてコスパが良いです。
OPPOやSamsungなど海外メーカー製スマホと比較するとコスパは悪いですが、やっぱり安心の日本ブランドですから、致し方なし。
HUAWEIもコスパは良いのですが、Googleサービスが使えない為、実用性はかなり低いのが現状です。
それでは、AQUOS sense3 Plusの各項目別に、詳細をレビューしていきます。
「AQUOS sense3 plus」では、デュアルピクセル対応の裏面照射積層型CMOSセンサーを採用し、「AQUOS sense3」よりも、夜間や室内と言った低照度下での撮影に強くなっております。
また、全面位相差によるハイスピードAFに対応したことで、AFスピードも向上。動きの速い被写体でもシャッターチャンスを捉えやすくなっています。
AQUOS sense3 plus メインカメラ |
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カメラ構成 | デュアルカメラ ・広角 ・標準 |
画素数 | 広角:1,310万画素 標準:1,220万画素 |
F値 | 広角:2.4 標準:1.8 |
画角 | 広角:123° 標準:76° |
光学式手ブレ補正 (OIS) |
広角:× 標準:× |
電子式手ブレ補正 (EIS) |
広角:○ 標準:○ |
画質エンジン | ProPix2 |
AF | ハイスピードAF (全面位相差) |
標準レンズにおいては、AQUOS sense3よりも1.2倍明るいレンズを採用。
AQUOS sense3では、動画撮影時のみの対応だった、電子式手ブレ補正。
AQUOS sense3 plusでは、動画・静止画、どちらの撮影でも、電子式手ブレ補正に対応。
AQUOS sense3とのカメラの違いは、上記4点ですが、カメラだけでもこれだけ違うのに価格差はそこまで大きくない。
(Amazonの参考価格:36,300円前後)
コスパを考えれば間違いなくAQUOS sense3 plusでしょう。
ただ、ディスプレイの大型化に伴い筐体サイズも大きくなっているので、小さい端末・持ちやすい端末が好みな方には、悩ましい所ですね。
省電力性能にも優れた、6.0インチ IGZOディスプレイ(液晶)を搭載。
リッチカラーテクノロジーモバイル・バーチャルHDRと言ったシャープのお家芸である高画質技術も搭載。
AQUOS sense3 plus ディスプレイ |
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サイズ | 6.0インチ |
種別 | IGZOディスプレイ (液晶) |
画面解像度 | FHD+ 2,220×1,080 |
リフレッシュレート | 60Hz |
タッチサンプルレート | 120Hz |
高画質エンジン | リッチカラー テクノロジーモバイル |
HDR | バーチャルHDR |
画面内指紋認証 | × |
3万円台から手に入るスマホとしては十分すぎる画質ではないでしょうか。
「AQUOS R5G」と比較しても遜色ないと言ったら、完全に言い過ぎですが、動画再生においても全く申し分ない画質です。
チップセット(SoC)には、Qualcomm社製「Snapdragon 636」を搭載。
AQUOS sense3よりも上位のチップセットを搭載し、メモリ容量も6GBと大容量。
AQUOS sense3 plus CPU・メモリ・ストレージ |
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SoC | Snapdragon 636 |
CPU | Kryo 260 |
GPU | Adreno 509 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | micro SD 最大512GB |
同じSoCを搭載する「ZenFone Max Pro m1」は2万円前半で購入できますが、メモリ・ストレージ容量含め、防水・防塵・おサイフケータイ対応の差など、総合的に考えると、AQUOS sense3 Plusのコスパは驚異的だと思います。
後ほど、「AQUOS sense3との比較」の項目で詳述しますが、価格差の割に変更点のメリットが大きいです。
インターネット・電話・メール・SNS・2Dゲームなどの用途であれば、ストレスなく使える万能スペック。
ただし、3Dゲームなどをプレイされる方は、期待してはいけません。
ベンチマークスコアまとめ
AQUOS sense3 plusの実機で、各種ベンチマークを実行した結果をまとめます。
Antutu V8
Antutu V8でのAQUOS sense3 plusのベンチマークスコアがこちら。
Antutu V8 AQUOS sense3 plus |
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総合 | 158,406 | |
CPU総合 | 62,713 | |
CPU 内訳 |
数学演算 | 13,956 |
共通アルゴリズム | 10,511 | |
マルチコア | 38,246 | |
GPU総合 | 24,356 | |
GPU 内訳 |
Terracotta | 7,534 |
Coastline | 6,524 | |
Refinery | 10,298 | |
メモリ総合 | 40,699 | |
メモリ 内訳 |
RAM Acc | 17,872 |
ROM APP IO | 3,336 | |
ROM Seq R | 3,233 | |
ROM Seq W | 1,636 | |
ROM Random Acc | 14,622 | |
UX総合 | 30,638 | |
UX 内訳 |
データセキュリティ | 5,365 |
データ処理 | 8,882 | |
画像処理 | 2,435 | |
UX | 13,956 |
Geekbench
GeekbenchでのAQUOS sense3 plusのベンチマークスコアがこちら。
Geekbench AQUOS sense3 plus |
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Single Core | 272 |
Multi Core | 1,240 |
OpenCL | 431 |
Vulkan | 155 |
3D Mark
3D MarkでのAQUOS sense3 plusのベンチマークスコアがこちら。
3D Mark AQUOS sense3 plus |
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Work2.0 Performance |
7.842 |
Work Performance |
10,919 |
Computer Vision | 4,898 |
Storage | 22,730 |
PC Mark
PC MarkでのAQUOS sense3 plusのベンチマークスコアがこちら。
3D Mark AQUOS sense3 plus |
|
---|---|
Sling Shot Extreme OpenGL ES 3.1 |
926 |
Sling Shot Extreme Vulkan |
918 |
Sling Shot | 1,397 |
API Overhead OpenGL ES 3.0 |
129,882 |
API Overhead Vulkan |
222,762 |
AQUOS sense3 Plusのバッテリー容量は4,000mAh。
USB PDの急速充電に対応しているので、付属のUSB PD充電器(最大27W)を使えば、充電もサクサク進みます。
サードパーティ製のUSB PD充電器でもOKです。
AQUOS sense3 plus バッテリー・充電 |
|
---|---|
バッテリー容量 | 4,000mAh |
急速充電 | USB PD対応 (最大27W) |
ワイヤレス充電 | × |
省エネモード | 長エネスイッチ |
充電端子 | USB Type-C |
バッテリー容量比較
AQUOS sense3 plusの4,000mAhというバッテリー容量は、5G対応端末であるキャリアのフラッグシップモデルと並ぶ大容量バッテリー。
(5Gは4Gよりも電力消費量が大きい)
AQUOS sense3 plusは4G端末なので、5G端末より電池もちが良いにも関わらずです。
バッテリー容量比較 | |
---|---|
AQUOS sense3 plus | 4,000mAh |
Xperia 1Ⅱ | 4,000mAh |
Galaxy S20 | 4,000mAh |
AQUOS R5G | 3,730mAh |
バッテリー持ちは文句なしの安定感でしょう!
AQUOS sense3 plusのバッテリー持ちで不満の出る方は、もはやZenFone MAXシリーズしか選択肢がない。それぐらい電池もちに関してはネット上のユーザーレビューでも高評価です。
AQUOS sense3 plusの通信系スペックについては下記表の通りとなります。
AQUOS sense3 plusは5G非対応。
次期モデル「AQUOS sense4」シリーズでもおそらく5G非対応になりそうです。
AQUOS sense3 plus 無線・通信・SIM |
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5G | × |
SIMサイズ | nano SIM |
SIMトレー | デュアルスロット 1. nano SIM 2. micro SD |
eSIM | × |
DSDV | × |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ |
テザリング | 最大15台 |
Bluetooth | Ver 5.0 |
AQUOS sense3 plusは、ワンセグ・フルセグは非対応となっているので、テレビ視聴する方は、他の端末を!
ハイレゾにも対応し、イヤホンジャックも搭載しています。
AQUOS sense3 plus 便利機能 |
|
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ワンセグ・フルセグ | × |
ハイレゾ | ○ |
イヤホンジャック | ○ |
防水・防塵・おサイフケータイ・指紋認証対応と、一通り人気の便利機能は抑えているのも、AQUOS sense3 plusの嬉しいポイント。
AQUOS sense3 plus 便利機能 |
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防水 | ○ |
防塵 | ○ |
耐衝撃 | × |
おサイフケータイ | ○ |
生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
赤外線通信 | × |
AQUOS sense3 plusの基本スペックをまとめていきます。
AQUOS sense3 plus | |
---|---|
カラー | ムーンブルー ブラック ホワイト |
サイズ | 約160×75×8.7mm |
重量 | 175g |
OS | Android 9 |
型番 | SIMフリー:SH-M11 楽天モバイル:SH-RM11 Softbank:901SH |
取扱 | Softbank au(サウンド版) 楽天モバイル OCNモバイルONE IIJmio BIGLOBEモバイル mineo |
「AQUOS sense3 plus」と「AQUOS sense3」の違いをまとめたのが、下記表となります。
最も大きな違いは、ディスプレイサイズと本体サイズの違いですが、チップセットカメラ・スピーカーに、より上位グレードのものを採用しています。
スペック の違い |
AQUOS sense3 plus | AQUOS sense3 |
---|---|---|
サイズ | 約160×75×8.7 | 約147×70×8.9 |
重量 | 175g | 167g |
ディスプレイ | 6.0インチ | 5.5インチ |
解像度 | 2,220×1,080 | 2,160×1,080 |
CPU | Snapdragon 636 | Snapdragon 630 |
メモリ | 6GB | 4GB |
メイン カメラ |
【広角】 1,310万画素 画角:123° F値:2.4 【標準】 1,220万画素 画角:76° F値:1.8 |
【広角】 1,200万画素 画角:121° F値:2.4 【標準】 1,200万画素 画角:83° F値:2.0 |
カメラ機能 | 新画像エンジン「ProPix2」 全面位相差ハイスピードAF デュアルピクセルセンサー |
新画像エンジン「ProPix2」 |
手ブレ補正 | 電子手ブレ補正 (静止画+動画) |
電子手ブレ補正 (静止画) |
スピーカー | ステレオスピーカー (Dolby Atmos対応) |
モノラルスピーカー |
SoCに「Snapdragon 636」を搭載し、AQUOS sense3搭載の「Snapdragon630」と比較して、概ね20%程度処理能力が向上しています。
3Dグラフィックスの処理能力も向上。
カメラでは、電子式手ブレ補正が静止画にも対応し、デュアルピクセルセンサーを搭載したことで、夜間や室内などの低照度下での撮影でも、ノイズ低減と高画質化を実現しています。
スピーカーは、Dolby Atmos対応のステレオスピーカーを搭載し、サラウンド性能を兼ね備え音質も大幅に向上。
「AQUOS sense3 plus」と「AQUOS sense3 plus サウンド」の違いを比較していきましょう。
「AQUOS sense3 plus サウンド」のスペックは、「AQUOS sense3 plus」と全く同じです。
唯一、異なる点は、PIONEER製のBluetoothワイヤレスイヤホン「C7 Wireless Special Edition」が付属する点です。
ただ、ワイヤレスイヤホンは様々なものがありますので、「AQUOS sense3 plus」を購入した上で、ご自身で好きなイヤホンを選んで購入する方が良いのではないかなと思います。
「C7 Wireless」のAmazonでのレビュー・口コミを見ると、☆3.4程度なので、ごくごく普通の評価となっています。
(「C7 Wireless Special Edition」は、「C7 Wireless」のバッテリー容量を大きくし、aptX HDに対応したもの。)
AQUOS sense3 plusの端末価格を比較していきましょう!
どこが最安値なのか…。
AQUOS sense3 plus価格比較 | |
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販売店 | 端末価格 |
OCNモバイルONE | 25,190円 |
楽天モバイル | 37,981円 |
Softbank | 51,120円 |
IIJmio | 48,400円 |
BIGLOBEモバイル | 59,928円 |
mineo | 62,040円 |
OCNモバイルONE・楽天モバイルが特筆して安いですね。
他社のAQUOS sense3 販売価格に近い水準。
Softbankもそこそこ安いですが、月額料金が高すぎます。
詳しくは、次の2年総額比較の項目にて。
「AQUOS sense3 plus」をキャリアや人気格安SIMで運用した場合の2年総額をまとめました。
「AQUOS sense3 plus」取り扱いのあるキャリア・MVNOでは、「AQUOS sense3 plus」をセット契約する形で2年総額を算出。
「AQUOS sense3 plus」取扱いの無いキャリア・MVNOでは、ヤフオク・Amazon・メルカリ・中古スマホショップなどで、36,300円で購入したケースで算出しています。
※記事執筆時点のヤフオク・Amazonの価格からの参考価格
初期費用+月額料金24ヶ月分+端末代金-各種割引
AQUOS sense3 plus | |
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キャリア・格安SIM | 2年総額 (3GBプラン) |
QTモバイル (au回線) |
77,077円 |
QTモバイル (docomo回線) |
77,199円 |
LINEモバイル | 79,112円 |
UQモバイル | 80,872円 |
OCNモバイルONE | 67,995円 |
イオンモバイル | 81,312円 |
QTモバイル (Softbank回線) |
83,795円 |
楽天モバイル (最強プラン) |
77,317円 |
IIJmio | 94,373円 |
mineo (au回線) |
105,644円 |
BIGLOBEモバイル | 105,901円 |
mineo (docomo回線) |
108,020円 |
Y!mobile | 88,572円 |
mineo (Softbank回線) |
117,260円 |
docomo | 145,860円 |
au | 159,060円 |
Softbank | 241,992円 |
ワイヤレスイヤホンが付属するかどうかの違いだけとなります。
また、「AQUOS sense3 plusサウンド」はau限定モデルとなっています。
ディスプレイ・CPU・メモリ・カメラが異なります。実機写真の比較も交えながら、記事内で詳しく解説しています。
ここでは書ききれません。
AQUOS sense3 plusは、5Gには対応していません。