SHARP「AQUOS sense4」のスペック・ベンチマーク・端末価格比較・2年総額比較などをまとめて、「AQUOS sense4」を徹底解説していきます。
「AQUOS sense4 」端末価格の最安値は衝撃の12,000円!
Content
項目別に、「AQUOS sense4」の魅力や気になる点を細かく見ていきましょう。
実際に、「AQUOS sense3」と「AQUOS sense4」で動画を撮影してきましたので、近日中に公開できればと思っています。
※PCのグラフィックボードを変えたら動画編集ソフトが言うこと効かなくなったので、時間かかるかもしれません…。既に数日間色々試しているのですが、解決策見つからず…。
カメラ
「AQUOS sense4」のリアカメラは、3眼カメラ構成。
超広角+広角+望遠のトリプルカメラで構成されており、「AQUOS sense3」には無かった望遠カメラが加えられたイメージです。
※SHARPでは、画角120°前後のカメラを「広角カメラ」、画角80°前後のカメラを「標準カメラ」と表記しますが、当サイトでは他メーカーで一般的な呼称に統一しています。
120°前後のカメラ→「超広角」、80°前後のカメラ→「広角」
このSHARPだけ独自路線を行く感じはなんでしょうか…。笑
AQUOS sense4 背面カメラ | ||
---|---|---|
画素数 | 超広角:1,200万画素 広角:1,200万画素 望遠:800万画素 | |
F値 | 超広角:2.4 広角:2.0 望遠:2.4 | |
画角 | 超広角:121° 広角:83° 望遠:45° | |
センサーサイズ | 超広角: 広角: 望遠: | |
記録サイズ | 静止画 | 4,000×2,000 |
動画 | 3,840×2,160 | |
最大ズーム倍率 | 最大16倍 | |
光学式手ブレ補正 | – | |
電子式手ブレ補正 | ○ |
インカメラスペック
「AQUOS sense4」のインカメラは、800万画素 F値2.0のカメラを搭載。
AQUOS sense4 前面カメラ | |
---|---|
画素数 | 800万画素 |
F値 | 2.0 |
画角 | 78° |
光学式手ブレ補正 | – |
電子式手ブレ補正 | – |
スペック上は同じだが、大きく改善
インカメラを使ってみた感想としては、
「AQUOS sense3」のインカメラがかなり酷かったので、大きく改善しており、個人的にはかなり高評価です。
「AQUOS sense3」では、室内での自撮り時には露出オーバー気味で顔を白く塗りたくったような平べったい絵でしたが、「AQUOS sense4」ではこの点が大幅に改善。
露出もホワイトバランスも適正で、別物と言えるほど進化しました。
顔出し恥ずかしいので、インカメラの作例は載せません。ごめんなさい。笑
カメラを実際に使ってみて【辛口レビュー】
インカメラの感想は一つ上の項目で書いた通りなのですが、アウトカメラについて、もう少し詳しくレビューしていきたいと思います。
まず、静止画ですが、全シーンにおいて着実に進化しています。
夜景撮影も大幅進化
最も大きく進化した点は、低照度下での撮影シーンにおいて見違えるほど改善しています。
AQUOS sense4でも引き続き「夜景モード」はありません。
ただし、「AQUOS sense3」でAI AUTO(自動モード)で、夜景を撮影するときであっても、シャッタースピードは1/15程度が限界でしたが、AQUOS sense4では1/3程度まで制御幅が広がっているようです。
その結果がこちら。
左:AQUOS sense4 右:AQUOS sense3
ミドルレンジモデルですので、ノイズどうこうっていう話は置いておきましょう!笑
オートHDRの制御も改善
オートHDRの制御も改善しているようで、「AQUOS sense3」よりもHDRに切り替わるシーンが増えたように感じます。
ただ、暗部のディテール崩れとノイジーな点は気になりますが、スマホ画面で見返すだけなら全く気になりません。
電子式手ブレ補正はイマイチ
動画撮影時の電子式手ブレ補正ですが、これが大分イマイチです。
4K撮影でカメラを動かすようなシーンでは、「Xperia 10 II」同様、電子式手ブレ補正の処理落ちが発生します。
参考:Xperia 10 II 処理落ち(25秒あたり)
また、4K撮影を前提で考えるのであれば、手ブレ補正は全く優秀ではありません。
手ブレ補正で考えるなら、FHDが実用限界。同価格帯の端末で言うと、FHDでの手ブレ補正は「OPPO Reno3 A」の方が断然上です。
もう少し予算がある方向けの比較ですが、「Pixel 4a」と比較すると、手ブレ補正は比較にならない程ダメダメです。
AQUOS sense4のdocomo販売価格+5,000円の予算が必要ですが、動画撮影かつ手ブレ補正を重視する方であれば、断然「Pixel 4a」をおすすめします。
4Kでも手ブレ補正は超優秀です。
ただ、「OCNモバイルONE」の端末価格で考えると、コスパ最強な「AQUOS sense4 」です。
4万円近い価格と考えると不満ですが、2万円以下と考えると大満足なカメラ。
ディスプレイ
「AQUOS sense4」のディスプレイは5.8インチ液晶を採用。
本体サイズそのままに0.3インチ大型化
ベゼルの厚みと画面下部の指紋センサーがAQUOS senseシリーズの象徴でしたが、AQUOS sense4になって、かなり画面占有率が高くなりました。
筐体サイズはほぼそのままに、5.5インチだったAQUOS sense3から0.3インチ大型化。
この点は、文句なしに良い!
リフレッシュレートは一般的な60Hzとなっています。
AQUOS sense4 ディスプレイ | |
---|---|
種別 | 液晶 |
画面サイズ | 5.8インチ |
画面解像度 | 2,280×1,080 |
リフレッシュレート | 60Hz |
OS・処理能力・ストレージ
「AQUOS sense4」は、チップセットに「Snapdragon 720G」を搭載し、メモリ4GB、ストレージは64GB。
「AQUOS sense3」から、ほぼ価格据え置きながら、チップセットが大幅進化している点は、高評価ポイント。
後ほどご紹介しますが、ベンチマークスコアでは圧巻の差です。
AQUOS sense4 処理能力・ストレージ | |
---|---|
OS | Android 10 |
CPU | Snapdragon 720G |
コア数 | オクタコア |
GPU | Adreno 618 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
micro SD | 対応 |
バッテリー持ち・急速充電
「AQUOS sense4」は大容量バッテリーと5G非対応による省電力性能を引き継いだバッテリー持ちの良さも魅力の一つ。
4,570mAhのバッテリーは、消費電力の大きい5Gに対応したほとんどのモデルよりも大容量のバッテリーです。
PCMarkのバッテリーベンチの結果も抜群に良かったです。
無線充電には非対応
ワイヤレス充電(Qi)には非対応となっています。
AQUOS sense4 バッテリー | |
---|---|
バッテリー容量 | 4,570mAh |
連続待受時間 | 約820時間 |
連続通話時間 | 約2330分 |
急速充電 | |
無線充電 | 非対応 |
充電端子 | USB Type-C |
無線・通信(Wi-Fi・Bluetooth・SIM)
「AQUOS sense4」は、「AQUOS sense5G」と異なり、5G非対応となっています。
2020年11月時点では、エリアが狭すぎて全く使い物にならない5Gですから、現時点での選択肢としては、AQUOS senseシリーズの中では、「AQUOS sense4」がベストバイでしょう!
eSIMにも非対応で、シングルSIMスロットの為、DSDVにも非対応となっています。
また、Wi-Fi6(ax帯)にも非対応となっています。
AQUOS sense4 無線・通信 | |
---|---|
5G | – |
SIMサイズ | nanoSIM |
SIMトレー | ・nano SIM ・micro SD |
eSIM | – |
DSDV | – |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac |
テザリング | ○ |
Bluetooth | Ver 5.1 |
音楽・テレビ
ハイレゾに対応し、イヤホンジャックも搭載していますので、有線イヤホン・イヤホンマイクが使えるのも魅力の一つ。
GoogleとAppleは自社製Bluetoothイヤホンを売りたいが為に、イヤホンジャックを廃止していますが、さすがは安定のSHARP製。
ワンセグ・フルセグには非対応となっています。
AQUOS sense4 音楽・テレビ | |
---|---|
ハイレゾ | ○ |
イヤホンジャック | ○ |
ワンセグ | – |
フルセグ | – |
便利機能
生体認証は、指紋認証に加え、顔認証にも対応。
AQUOS senseシリーズのお家芸である、前面指紋センサーは、好き嫌いが分かれる所ですが、熱烈なファンがいるのも事実。
防水・防塵・おサイフケータイの三種の神器はすべて搭載。
キャッシュレスが進む昨今、QR決裁はもちろん、各種電子マネーが使えるのも魅力。
(楽天Edy・nanacoモバイル・モバイルSuica・WAONなど)
AQUOS sense4 便利機能 | |
---|---|
生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
耐衝撃 | ○ |
おサイフケータイ | ○ |
赤外線 | – |
サイズ・重量・カラー
「AQUOS sense4」のサイズは、「AQUOS sense3」とほぼ同等です。
本体色は3色展開となりますが、docomoオンラインショップ限定でブルー・レッド・イエローの3色が追加展開され、計6色展開となっています。
ブルー・レッド・イエローがほしい方は、docomoで契約するか、中古品を買うしかありません。
AQUOS sense4 サイズ・重量 | |
---|---|
サイズ | 約148x71x8.9mm |
重量 | 約177g |
カラー | ・ブラック ・シルバー ・ライトカッパー ・ブルー ・レッド ・イエロー |
AQUOS sense4の実機で、各種ベンチマークを実行した結果をまとめます。
Antutu V8
Antutu V8でのAQUOS sense4のベンチマークスコアがこちら。
ちなみに、AQUOS sense3の総合スコアは、117,749ですので、2倍以上のスコアを叩き出しています。
Antutu V8 AQUOS sense4 | ||
---|---|---|
総合 | 251,698 | |
CPU総合 | 98,213 | |
CPU 内訳 | 数学演算 | 27,598 |
共通アルゴリズム | 20,398 | |
マルチコア | 50,217 | |
GPU総合 | 51,294 | |
GPU 内訳 | Terracotta | メモリ不足 |
Coastline | 21,450 | |
Refinery | 29,844 | |
メモリ総合 | 47,907 | |
メモリ 内訳 | RAM Acc | 25,058 |
ROM APP IO | 3,512 | |
ROM Seq R | 7,397 | |
ROM Seq W | 2,977 | |
ROM Random Acc | 8,963 | |
UX総合 | 54,284 | |
UX 内訳 | データセキュリティ | 8,913 |
データ処理 | 18,438 | |
画像処理 | 7,683 | |
UX | 19,250 |
Geekbench
GeekbenchでのAQUOS sense4のベンチマークスコアがこちら。
Geekbench AQUOS sense4 | |
---|---|
Single Core | 569 |
Multi Core | 1,685 |
OpenCL | 1,183 |
Vulkan | 1,021 |
PC Mark
PC MarkでのAQUOS sense4のベンチマークスコアがこちら。
PC Mark AQUOS sense4 | |
---|---|
Work2.0 Performance | 7,395 |
Work Performance | 8,624 |
Computer Vision | 3,738 |
Storage | 11,403 |
Work2.0 Battery | 20h59m |
Work Battery | 23h34m |
3D Mark
3D MarkでのAQUOS sense4のベンチマークスコアがこちら。
3D Mark AQUOS sense4 | |
---|---|
Wild Life | 781 |
Wild Life Stress Test (Best) | 786 |
Sling Shot Extreme | 2,548 |
Sling Shot | 3,625 |
API Overhead OpenGL ES 3.0 | 404,887 |
API Overhead Vulkan | 0 |
AQUOS sense3とのベンチマークスコア比較
「AQUOS sense3」とのベンチマークスコア比較がこちらになります。
Antutu V8でのスコアを比較すると、AQUOS sense3比で213%のスコアを叩き出しています。
処理能力の点では、非常に大きく進化していますね。
「AQUOS sense4」の端末価格の比較がこちら。
毎度のことながら、「OCNモバイルONE」が最安値です。
12月23日までのセール価格で18,000円。MNPなら5,000円割引で13,000円。ノートンモバイルセキュリティの契約でさらに1,000円割引という形で、最安値は12,000円となります。(税別)
下記表では、MNP時の税込価格を記載。
AQUOS sense4価格比較 | |
---|---|
販売元 | 販売価格(税込) |
docomo | 37,224円 |
au | 取扱なし |
Softbank | 取扱なし |
Y!mobile | 未定 |
UQモバイル | |
楽天モバイル | 未定 |
LINEモバイル | 未定 |
IIJmio | 32,780円 |
OCNモバイルONE | 14,300円 |
mineo | 未定 |
BIGLOBEモバイル | 19,360円 |
イオンモバイル | 未定 |
エキサイトモバイル | 未定 |
QTモバイル | 未定 |
LinksMate | 未定 |
「AQUOS sense4」をキャリアや人気格安SIMで運用した場合の2年総額をまとめました。
「AQUOS sense4」取り扱いのあるキャリア・MVNOでは、「AQUOS sense4」をセット契約する形で2年総額を算出。
「AQUOS sense4」取扱いの無いキャリア・MVNOでは、ヤフオク・メルカリ・中古スマホショップなどで、で購入したケースで算出しています。
初期費用+月額料金24ヶ月分+端末代金-各種割引
AQUOS sense4 | |
---|---|
キャリア・格安SIM | 2年総額 (3GBプラン) |
OCNモバイルONE | 57,105円 |
楽天モバイル (最強プラン) | 39,336円 |
QTモバイル (au回線) | 40,777円 |
QTモバイル (docomo回線) | 40,899円 |
LINEモバイル | 42,812円 |
mineo (au回線) | 43,604円 |
UQモバイル | 44,572円 |
イオンモバイル | 45,012円 |
IIJmio | 78,753円 |
BIGLOBEモバイル | 65,333円 |
mineo (docomo回線) | 45,980円 |
リンクスメイト | 46,508円 |
QTモバイル (Softbank回線) | 47,495円 |
mineo (Softbank回線) | 55,220円 |
Y!mobile | 52,272円 |
docomo | 146,784円 |
au | 122,760円 |
Softbank | 190,872円 |
おサイフケータイ対応の為、各種電子マネーも利用可能です。
最安値は12,000円となっています。MNPかつオプション契約が条件です。詳しくは記事内で解説しております。