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格安SIMで携帯料金はこれだけ安くなる
格安SIMに乗り換えたい人が不安に思うこととは?
毎月の携帯料金を安くしたい。月々の出費を見直した時に、多くの人が思うことでしょう。
現代人にとって、今やスマートフォンは無くてはならない存在です。そのため、携帯料金を安くしたいと考えていても、必要な出費だと諦めている人も少なくないかもしれません。そんな人たちの味方になってくれるのが、格安SIMの存在です。
格安SIMとは、大手3大キャリア以外が提供する格安の携帯キャリア。なんとなく存在は知っていても、詳しく知らない。安い裏には、何かデメリットがあるだろうから選択肢にいれていない。毎月の携帯料金は安くしたいけれど、このような不安から乗り換えに踏み切れない人も一定数いるのが現実です。
では、このように不安を感じている人の不安の中身とはどのようなものなのでしょうか?その中身の正体は、よく分からないからというものとなっています。安くなっても、使える機能が少なくなっているのではないだろうか?安いから、通信速度が遅いのではないか?電波状況が悪いのではないか?
安くなり過ぎると、このような不安を感じるようです。しかし、これらは事実なのでしょうか?
確認する前から格安SIMを選択肢から外すのは賢明な判断とはいえません。そこで、まずは格安SIMのデメリットについて紹介していきたいと思います。
本当に安くなるの?格安SIMのデメリットとは?
まず、大きなデメリットとしては家族割引や通話定額プランの少なさがあります。電話をかけることが多い人は、注意が必要なデメリットです。3大キャリアを使用している人で「かけ放題プラン」にしている人は、毎月の通話時間を気にしたことがないかもしれません。
しかし、格安SIMに乗り換えた場合にはかけ放題プランがないことが多いので、通話料金を気にしなければいけません。最近は、格安SIMでも「かけ放題プラン」を提供しているところも出てきているので、乗り換えの際に通話が多い人はプランの確認をするようにしましょう。
次のデメリットは、キャリアのサービスが使えないという点です。例えば、auが提供している「au WALLETポイント」などは、乗り換えるとポイントが失効されてしまいます。Docomoが提供している「dポイント」であれば、dアカウントの継続利用手続きを行うことによって引き継ぐことが可能ですが、手続きをしなければ失効されてしまいます。
また、同様にキャリアが提供しているメールも使えなくなります。もし、メールでのやり取りが多いのであれば、アドレスの変更を知らせる手間が必要になってきます。このようなデメリットは存在しますが、使える機能が少ないといったことや、通信速度が極端に遅くなるといった、使用するのにストレスを感じるようなデメリットは存在しません。
ただし、契約状況によっては違約金という金銭的なデメリットが存在します。次章では、その違約金について紹介したいと思います。
格安SIMに乗り換えたいけれど違約金が気になる
乗り換える時に気になる違約金の存在
格安SIMに乗り換える時に、気になるのが違約金の存在です。基本的に携帯の契約には2年縛りというものが存在します。この契約は、自動更新となっているので意識していない人もいるかもしれません。
違約金をゼロで乗り換えるためには、契約更新時の前後1カ月間に乗り換えなければいけません。乗り換えたいと思った時に、ちょうど更新時期であればいいのですが、そんなに都合よくいく人は少ないでしょう。そのため、乗り換える時には違約金を支払っても得をするのかという確認が必要になってきます。
違約金の金額とは?
では、実際に途中で解約した場合、どれぐらいの違約金が必要になるのでしょうか?この違約金は3大キャリアに大きな違いはなく、ほとんど同じ金額となっています。気になるその金額は、9,500円程度です。
違約金という言葉からもっと大きな金額をイメージしていた人もいるかもしれません。この金額であれば、例え一時的な出費は増えたとしても、月々の料金が安くなるので長期的に見れば得をすることが分かっていただけると思います。
本当に得をするの?乗り換える前の最終確認とは?
適切なプランを見極める
格安SIMへの乗り換えを検討しているならば、自分に合ったプランを見極める必要があります。毎月の通信量も知っておく必要がありますし、通話の頻度と時間も気にしなければいけません。大手3大キャリアであれば、多くの実店舗があるので、どのプランが自分にとって適切なのかを教えてほしいという相談ができます。
しかし、格安SIMの場合、実店舗を構えているキャリアは多くありません。そのため、自分で調べて決める必要があるのです。ここで諦めてしまう人も多いのですが、それほど難しく考える必要はありません。自分が今までどのように携帯を使ってきたのかを考えて、それに一番近いプランを選べばいいのです。
最近では、アプリを使って無料で通話ができるものもあるので、通話が多い人はアプリでの無料通話を利用するという選択肢もあります。格安SIMに乗り換える前に、自分が携帯をどのように使っているのかを把握するようにしましょう。
格安SIMに向いている人
携帯をどのように使っているのかを把握することが大切だと紹介しましたが、実際にどのような使い方をしている人が格安SIMに向いているのでしょうか?
自宅や会社などにWi-Fi環境が整っている人
Wi-Fi環境が整っている場合には、通信量を気にする必要はあまりありません。なぜなら、携帯料金の通信料は、使う通信量によって決まるからです。
もし、Wi-Fi環境が整っていれば、携帯の通信量を気にする必要がありません。つまり、少ない通信量でもいいということです。そして、その場合携帯料金は安くなります。同じ安くなるという状態であれば、格安SIMに軍配が上がるのは歴然です。
通話の利用が少なく、データ通信をメインに使っている人
スマートフォンで通話が少なく、データ通信を多く使っている人も格安SIMに向いています。格安SIMの特徴に、通話プランには弱いけれどデータ通信には強いというものがあります。同じ10Gのプランでも大手キャリアと格安SIMを比較すると、その差は一目瞭然です。もし、通話が少なくデータ通信の使用が多い場合には、格安SIMへの乗り換えを検討してみてもいいかもしれません。
格安SIMに乗り換える時の違約金以外の注意点
端末代金の扱いはどうなるの?
機種変更をした時に、端末を分割払いにしている人もいます。毎月の割引プランによって、端末を実質0円で手に入れる人もいます。
しかし、0円といっても払っていないわけではありません。割引プランを適用しているので、実質0円になっているだけです。つまり、途中で解約した場合には端末の未払い分の料金が残ることになります。では、その端末代はどうなるのでしょうか?この端末代は解約しても払い続けなければいけません。
違約金以外の諸経費はいくら必要?
格安SIMに乗り換える時には、違約金以外にも諸経費が必要になります。それが、転出料や格安SIMに乗り換える際の事務手数料です。それほど大きな金額ではありませんが、これらの料金がかかることも頭に入れておいてください。
格安SIMに向いていない人
最後に、格安SIMに向いていない人はどのような人なのかを紹介します。格安SIMに向いていない人。それは、1度の通話時間が長く、頻繁に電話をする人です。格安SIMは無制限のかけ放題プランを提供している会社が少ないのが、その理由です。
格安SIMでも通話無料プランはあるのですが、多くの場合最初の10分間だけ無料といったように、完全な通話無料とはいえません。そのため、通話時間が長い人や電話が多い人には向いていないといえます。