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格安SIMに乗り換える前にチェックする事
解約料金がかからない月をチェック
少し前までは格安SIMは怪しいとか、回線が遅いのではないかという話もよく聞きました。今は格安SIMに対する不安もかなり少なくなってきており、乗り換えをしているという人も徐々に増えてきています。
格安SIMはその名の通り、大手キャリアに比べると料金がかなり安くなることから乗り換えをするメリットは大きいです。
しかし格安SIMを知らない人にとって、乗り換えの方法は難しく感じてしまうこともあります。ここでは格安SIMの乗り換え方法について詳しく解説していきます。大手キャリアから格安SIMに乗り換えをする場合、まずは現在所持している携帯電話を解約する必要があります。
しかしここで問題になってくるのが、解約料金です。大手キャリアの場合は2年契約になっており、契約更新月以外に解約もしくは乗り換えを行うと約1万円の違約金を支払わなければなりません。大手キャリアから格安SIMに乗り換えると毎月の使用料は安くなりますが、解約料金がかかってしまうとどうしても損をした気分になってしまいます。
解約金がかかったとしても長い目で見れば料金の節約になっていますが、できるのであれば解約金のかからない更新月に乗り換えを行うことをおすすめします。そのため、まずは解約料金のかからない更新月をチェックするところからはじめましょう。
利用するスマホを決める
次は利用するスマホを決めます。格安SIMを利用する場合端末は以下の方法で入手することになります。
- 今所持しているスマホをMNPして利用する
- 新たにスマホを購入して格安SIMを挿入する
また端末によっては乗り換えを行う前に、SIMロックの解除を行う必要があるので注意が必要です。
さらに2017年12月1日(金)からSIMロック解除の受付条件が変更になり、中古で購入した白ロム(中古端末)はSIMロックの解除ができなくなった点も注意が必要です。
SIMロックの解除が必要かどうかは、現在自分が所持している端末によって変わってきます。担当者にしっかりと確認した上で手続きをするようにしましょう。
ポイントを持っている場合は使い切る
また大手キャリアから格安SIMに乗り換える際に、意外と忘れがちなのがポイントを使い切ることです。大手キャリアでは毎月携帯料金を支払うたびにポイントが貯まっていくので、気が付いたらたくさんのポイントを持っていたということがよくあります。
しかし格安SIMに乗り換えてしまうとこのポイントは全て失効してしまいますので、乗り換え前にできる限り使い切っておくといいでしょう。ポイントはモバイルバッテリーなど日常で利用できるものに交換することができますので、忘れずに交換しておきましょう。
格安SIM会社の選択
キャリアによって選べる会社が異なる
大手キャリアから格安SIMに変更する準備が整ったら、続いては格安SIM会社を選択する流れになります。多くの人は大手キャリアから格安SIM会社に乗り換える場合、MNPをして乗り換えを行うのですがこの場合は大手キャリアの回線に対応している格安SIM会社の中から会社を選ぶ事になります。
例えばdocomoの場合は、楽天モバイル・LINEモバイルなどが利用可能で、auの場合はmineoなどが利用可能です。またUQ mobileやIIJmioのように、会社によってプランを分けているSIM会社も存在しています。
ただしソフトバンクの場合は利用できる格安SIM会社が無いので、docomo回線を利用している会社から選ぶ必要がある点は注意しましょう。どの格安SIM会社を選ぶのかは、パケットの容量や料金プランを比べて選ぶようにしましょう。
また格安SIM会社によっては回線の速度が遅くなる場合もあるので、口コミもしっかりと集めた上で会社を選ぶとよいでしょう。
クレジットカード支払いが基本だが口座振替が可能な会社もある
格安SIM会社の支払いはクレジットカードかデビットカードが基本ですが、会社によっては口座振替が可能な会社もあります。
基本的にはクレジットカードかデビットカードを利用した方がポイントも貯まるのでおすすめですが、カードを作るつもりがない人は口座振替が可能な会社に選択肢が絞られることになります。口座振替が可能な会社も存在していますが、口座振替にしたからといって特典はありません。
手続きもクレジットカードかデビットカードを所持していた方がスムーズですので、できれば事前にクレジットカードかデビットカードを用意しておきましょう。
MNPの手続き方法
MNP予約番号を発行する
大手キャリアから格安SIMに乗り換えを行う場合、MNPをするという方法が一般的です。MNPを使えば現在と同じ電話番号で格安SIMを利用することができます。携帯電話の番号が同じでなくてもいい人はMNPではなく解約して新規契約を行えば、格安SIMに乗り換えることが可能です。MNPを行う際にはまずMNP予約番号を取得する必要があります。
MNP予約番号を取得するためには、コールセンターに電話、ショップに行く、インターネットからの申し込みという3つの方法が主です。MNP予約番号には有効期限がありますので、可能であればMNP予約番号を取得したらすぐに次のステップに移れるようにしておきましょう。
格安SIMと契約し乗り換えを行う
MNP予約番号を取得したら、次は格安SIMの会社と契約をします。15桁のMNP予約番号が発行されたら、格安SIMの新規契約フォームから事前に取得した15桁の番号を入力して格安SIMの発行を行います。
契約の際にはクレジットカードなどの支払い情報と、身分証明書が必要になりますので事前に用意しておくようにしましょう。申し込みが完了したら、新規契約先で開通手続き(アクティベーション)を行います。開通手続き(アクティベーション)には30分~1時間の時間がかかり、その時間は通話や通信が使えなくなります。
開通手続き(アクティベーション)が終了したら格安SIM会社での通信がスタートしますので、その後の契約は格安SIM会社に切り替わります。ショップに行っての手続きだけでなく、インターネットで行うことも可能です。時間や場所に応じて、どのように乗り換えを行うのかを決めましょう。
月々の固定費を減らすために格安SIMデビュー
格安SIMに乗り換えると年間で数万円お得になるケースが多い
ここまで大手キャリアから格安SIMに乗り換える方法について紹介してきました。格安SIMという名前のイメージからか、まだ不安に思っている人も多いようですが格安SIMに切り替えることで料金は大幅に安くなります。
例えば、auとmineoを比較すると、毎月6GBの容量を使っている人の場合は2年間で8万円ほどの料金差が出てきます。使用容量が多くなればなるほど料金の差はなくなっていきますが、それでも年間で数万円の料金差が出てきます。
通信環境は大手キャリアのものを使っているので問題ないですし、格安SIMに乗り換えるだけで毎年数万円の差が出るというのはかなり大きなものです。
不安な点があったらショップに直接聞きに行こう
それでも格安SIMが不安に感じるという人は、格安SIMを取り扱っているショップに直接話を聞きに行く事をおすすめします。ショップスタッフは今まで大手キャリアから格安SIMへの乗り換えを多く行っていますし、料金の差額も明確に教えてくれます。
格安SIMは通信料が安くなる、2年契約の縛りがなくなるといったメリットがあるので多くの人はかなりお得になります。特に電話をほとんど使わない人にとっては、通信料が安くなる点はかなりのメリットとなります。
自分のイメージだけで判断するのではなく、実際に格安SIMを扱っている人に話を聞いた上で乗り換えをするかどうか判断することをおすすめします。