先日、「Xperia 10Ⅱ」とワイモバイルSIMの組み合わせにて、「音声に対応していないSIMです。」という通知に遭遇したので、原因と対処法を記しておきます。
かれこれ30枚近く格安SIMを契約してきていますが、初めての体験でしたし、ネットで調べてもあまり情報がありませんでした。
唯一、見つかったのは、エキサイトモバイルの「やすりで削ってください」という、「本当ですか?」と疑ってしまいたくなる記事のみ。
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回線切替待ちのSIMカード・回線契約が確認できないSIMカードなど、その時点で有効でないSIMカードが挿入された際にでる通知です。
そもそも端末がSIMカードを認識した上で出る通知なので、「SIMを全く認識しない」トラブルとは異なります。
キャリアのSIMも格安SIMも、回線元であるMNO(キャリア)のHLR/HSSというデータベースにアクセスし、契約情報が確認できる場合、通信を許可されます。
ネットワーク関連の知識が疎いので、ここから憶測になりますが、VoLTE対応端末で無効な音声通話SIMを挿入した場合に出るエラー通知と考えています。
(他にも事例がございましたら、コメント欄にてご教授頂けますと幸いです。)
これに該当するケースのなかで、想定ができるシーンをご紹介していきます。
他にも色々なシチュエーションがあると思いますが!
発生し得るケース
「音声に対応していないSIMです。」という通知が発生し得るケースをまとめてみました。
有り得そうなケースで、いま思いつくのが下記3つです。
3つ目には、ワイモバイルの機種変更のケースも含まれます。
- MNPで回線切替を行う前に、転出先の新SIMカードを端末に挿入したとき
- 解約済みSIMカードを挿入したとき
- アクティベーション待ちのSIMカードを挿入したとき
(旧SIMから新SIMへの切り替え待ち状態)
「音声に対応していないSIMです。」という通知が出た場合の対処法をまとめていきます。
有効なSIMカードを挿入する
「音声に対応していないSIMですです。」という通知に対しての対処法はかんたんで、有効なSIMカードを挿入すれば、OKです。
SIMカードのICが損傷して、このエラーが出る可能性もあります。
見た目に明らかな傷等がない限りは、契約情報の確認が取れない場合(SIMが有効でない場合)に起こります。
MNPの回線切替をする。
回線切替を申込み後、切替完了まで待つ。
契約中で有効なSIMカードを挿入する。
などの対応で、使えるようになるハズです。
ワイモバイルだけ少し特殊で、機種変更時に、SIMサイズの変更が無くてもSIMカードが同梱されてきます。
大半のMVNOでは、機種変更前と機種変更後の端末で、対応するSIMカードのサイズが異なる場合には、新しい端末とそれに対応したサイズの新しいSIMカードが配送されます。
もし、機種変更前と機種変更後の端末の対応SIMサイズが同じ場合、SIMカードの送付はなく、もともと使っていたSIMカードをそのまま利用する形となるのが、一般的。
ワイモバイルのみ特殊で、SIMサイズの変更を伴わない機種変更であっても、SIMカードが同梱されてきます。
機種変更時でも、回線切替手続きが必要
つまり、ワイモバイルの場合、機種変更時にも、回線切替手続きが必要となります。
新たなSIMカードへの回線切替が完了するまで、新しいSIMカードは使えません。
この回線切替前の状態の新SIMカードを端末に挿入した場合も「音声に対応していないSIMです。」という通知が出ます。
回線切替を手動で行わない場合、7日目に強制的に回線切替となり、もともと持っていたSIMカードが無効化され、新しいSIMカードが有効化されますので、ご注意ください。
回線切替に要する時間は30分前後となっています。
UQモバイルの回線切替は1分も掛からないんですけどね!
どうしてできない。音声対応していないとでる。SIMロック解除はしたし本体SIMロック解除もした。Softbankからののりかえ。SIMを交換してもらえばいいのか?
回線切替は完了していますか?
まだであれば、回線切替の手続きが必要となります。
回線切替が完了しているのに、上記エラーが出る場合、
ワイモバイルカスタマーサポートに問い合わせることをオススメ致します。